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エメラルドの特徴・解説

エメラルドはどんな宝石?

「エメラルド」、和名では「翠玉」という名前で親しまれている宝石は、緑色のベリル、つまり緑柱石をしています。エメラルドの語源は「smaradus(スマラグドス)」というギリシャ語を由来としており、緑色の石全般を指しています

エメラルドの特徴・解説

エメラルドには古い歴史があり、最初に発見されたのはエジプトの鉱山で、紀元前330年から紀元前1,700年代まで遡り、クレオパトラが愛した宝石としてエメラルドは知られています。

また、古代エジプト人にとってエメラルドは、さまざまな病を癒す効果があるものと信じられていました。では、エメラルドは現在、どこで産出されているのでしょうか?

代表的な産出国として、コロンビア、ロシア、ノルウェー、オーストリア、オーストラリアなどが挙げられるでしょう。特にコロンビア産のエメラルドは、世界シェアの50%以上を占めており、高品質なものとして知られています。

産地ごとに異なるエメラルドの特徴

エメラルドは産出地ごとで、異なる特徴をもっています。たとえばコロンビア産のエメラルドの場合、液体(海水)、気体(炭酸ガス)、個体(塩の結晶)の三相インクルージョンが特徴です。

その他の産地は二相インクルージョンなので、コロンビア産かどうかをすぐに判断することができます。それとは対照的に、インド産のエメラルドの特徴は、二相インクルージョンとコンマ状のインクルージョンが直交しています。

また、ウラル産のエメラルドは、笹の葉状に見えるアクチノーライトの結晶がインクルージョンしているのが特徴です。ほんの一部の例ですが、エメラルドは産地ごとにインクルージョンが異なるため、その神秘的な魅力が多くの方を惹きつけていると言えるでしょう。

エメラルドの価値基準とは?

”エメラルドグリーン”という言葉があるように、エメラルドはとても魅力的な緑色をしています。そのため、エメラルドのカラーは、緑色の濃さと緑色の鮮やかさの観点から価値を判断します。

色が濃ければ濃いほど価値が上がり、色が薄いものは価値が低くなります。また鮮やかさは、黒味のない緑色をしていればいるほど価値が上がり、黒っぽい緑色をしているものは評価が落ちます。色に加えて、透明度が高いものほど価値が高くなります。

エメラルドは、インクルージョンを目立たせないようにするためオイルを含浸させる処理が一般的に行われており、これは業界では正式なものとして扱われています。この加工を施すことで、エンハンスメントも考慮され価値が決まってきます。