アメジストはどんな宝石?
「アメジスト」は紫色をした水晶で、和名は「紫水晶」と呼ばれています。アメジストの語源は、「酒に酔わない」という意味の「amethustos」を名前の由来としています。

そのため、古代ローマでは、酔い過ぎを防ぐ石として、お酒の席でお守りのように考えられていました。現在でもアメジストは、調和と調整をもたらす愛の守護石で、心に平和をもたらし安定をはかる効果があるパワーストーンとして親しまれています。
また、アメジストの紫色は、情熱の赤と冷静の青が混ざった色として、冷静に物事を判断しながら積極的に行動できる色として人気です。日本だけでなく、世界各国で親しまれているアメジストの紫色は、スピリチュアルな色としても好まれています。
ただし、アメジストのような水晶は、傷つきやすい宝石なので、他の宝石とは一緒にせず、個別で十分に注意して取り扱う必要があります。
アメジストの特徴とは?
紫水晶とも呼ばれているアメジストは、その名前の通り、アクセサリーとして持つよりも原石のままパワーストーンとして所持している方が多いです。アメジストは紫色は発色しにくい上、透明度の高い水晶なので、宝石としての価値が高いことでも知られています。
そんなアメジストは、紫外線にとても弱く、紫外線に長時間あたったり、熱を加えたりすると変色してしまう性質を持っているので、取り扱いには注意が必要です。
では、アメジストは、どこで産出されているのでしょうか?アメジストの最大産出国はブラジルです。ブラジル産のアメジストは、全体的に黒っぽい色をしている特徴があります。ブラジルのほかにもザンビア、ウルグアイ、ロシア、ウルグアイなどでも産出されています。
良質なアメジストの見分け方とは?
アメジストは、紫色の濃さで価値が変わるということはありません。しかし、良質なアメジストを見分けるためには、次のことを念頭に置いて選びましょう。
それは鮮やかな色をしているか、濁りがないか、透明感が高いか、ひび割れしていないか、割れやデコボコが表面にないか、などです。これらをポイントとして選ぶことで、より失敗が避けられるでしょう。
アメジストは、ダイヤモンドやルビーなどと比べると評価が低い宝石ですが、良質なアメジストを選ぶと買取相場も上がります。また特に原石に近いアメジストは、大きさや重さ、透明度によって価値が高くつく場合もあります。

