ダイヤモンドとは?
宝石の王様とも呼ばれるダイヤモンドは、美しい輝きが見るものを魅了します。地上で最も硬い宝石であることから、”固い絆を結ぶ”という意味があります。

そんなダイヤモンドの原石が形成されたのは、人類誕生前の7,000万~16億年以前までさかのぼり、火山活動が活発だった地価の150㎞の地底で誕生したと言われています。その後、火山噴火でマグマが地表に噴き出たことがきっかけで、ダイヤモンド原石が発見されました。
このように地球の膨大なエネルギーにより誕生したダイヤモンドは、奇跡の結晶として美しい輝きを放っています。
ダイヤモンドの性質について
ダイヤモンドは、自然界の物質の中では最高の硬度をもち、硫酸や塩酸、日光に長年晒されても全く変化せず、美しさが保たれます。屈指率は2.42と宝石の中で最も高く、内部でも全反射を起こしやすいといった性質を持っています。
特にブリリアントカットされたダイヤモンドは、虹色に美しく輝き、最も美しい宝石として知られています。また熱伝導が非常に高い性質も備えているため、触ると冷たく感じます。
さらに油に馴染みやすい性質もあるため、皮脂がつくと輝きが少し落ちてしまうのですが、洗うと輝きがすぐに戻るという特徴もあります。
さまざま性質を備えているダイヤモンドですが、色も豊富です。多くのダイヤモンドは無色透明(カラーレス)よりも、黄色帯びた褐色系が多いのですが、無色透明に近ければ近いほど価値が高くなります。
茶色や黄色などは価値が落ちてしまいますが、稀少なピンクやブルー、グリーンなどのダイヤモンドは、無色透明よりも高価なものとして評価されています。
ダイヤモンドの品質基準「4℃」
世界中のダイヤモンドの品質基準は、米国宝石学会G.I.Aの品質評価国際基準「4℃」で評価されます。4℃とは「Cut(カット・輝き)」、「Carat(カラット・重さ)」、「Color(カラー・色)」、「Clarity(クラリティ・透明度)」のことです。
つまり、カットされた形や研磨、仕上がり、ダイヤモンドの色、透明度、石の重さ(1カラット0.2g)などで、ダイヤモンドのおおよその価格が決定されます。4℃の各項目で高い評価を得るほど、ダイヤモンドの価値が高くなります。
たとえばカットの場合、シンメトリー(対称性)、ポリッシュ(研磨状態)、プロポーション(総合評価)の3項目が5段階で評価されます。3つの項目がすべて最高評価を獲得するとトリプルエクセレントダイヤモンドと呼ばれ、価値の高いダイヤモンドとして扱われます。

