宝石の起源とは?
今ではファッションやオシャレに欠かすことができないアクセサリーやジュエリー、宝石などは装身具とも呼ばれています。そもそも装身具は、外敵から身を守るためにお守りのような役割を果たしていました。

また、時代の変化とともに、地位のある王様や貴族などが権力を示す象徴として宝石を身に付けていた時代もあります。そして、現代では、世界中のさまざまなタイプの人が宝石を身につけて楽しんでいます。
このように装身具を身に着けることは、一部の民族や文化から始まり広まったのではなく、世界中でそれぞれ独自の起源をもっています。そのため、博物館などを訪れると、当時その地域で装飾されていた装身具が展示されており、その歴史を知ることができます。
地域によって植物や貝殻、獣の革・骨など自然の素材で作られた装身具から、今でも親しまれている宝石やパワーストーンなどまで幅広く利用されていました。
権力やステイタスとしての宝石
王の権力として宝石を身に着けることが文化として取りいれられていた時代、王冠やティエラ、ネックレスなどのさまざま宝石が利用されていました。その始まりは古代メソポタミア文明時代、暦を生み出したシュメール人が天文学の基礎となる、占星学がジュエリーのベースと言われています。
その後、時代はギリシャ時代に進み、さまざまなギリシャ神話が誕生し、美しい星が登場するロマンティックな物語が語られるようになります。手に届くことは決してない美しい星々が、宝石を同様の意味を持つようになり、やがて権力を象徴することになります。
そして、星は神という信仰心のもと、選ばれた王に、神をイメージした宝石がちりばめられた王冠を頭部へ置かれ、王の権力はもちろん、宝石は高価で価値のあるものとみなされるようになります。
現代の宝石の文化的価値とは?
ここ50~100年の歴史をみると、宝石はファッションとしてさまざまな年齢層の方がジュエリーとして身に着けています。各ファッション雑誌でも頻繁にジュエリーの特集がされていますし、ジュエリー店も至る所に点在しています。
お手頃価格のものから価格が高いものまで、幅広く揃っていることも多くの方が親しめる魅力と言えるでしょう。特に年齢を重ねるにつれ、本物志向が強くなる傾向にあるようです。
また誕生石をお守りや縁起担ぎに装飾している方も少なくありません。宝石にはさまざまな種類があります。この機会にお気に入りの宝石を見つけてみてはいかがでしょうか?

