宝石の本物とレプリカを見分けるには?
キラキラと輝く宝石はとても魅力的ですが、本物と偽物、つまり、レプリカが存在しています。宝石を購入する際に、鑑定書や鑑別書があるとしたら本物である証拠です。

しかし、海外で購入する宝石は、鑑定書や鑑別書がついていないケースがよくあります。また、素人には本物かレプリカか見分けがつかないキレイな宝石が販売されていることもあります。では、どのように本物とレプリカを見分けたらよいのでしょうか?
現在販売されているレプリカの宝石は、精密に作られているため素人では判断が難しいでしょう。見分けるチェックポイントは、カットの角度です。また、その宝石の特徴がしっかり現れているかどうかも確認しましょう。
宝石の多くは熱を逃がす性質があります。宝石に息を吹きかけて曇りが残るような場合、レプリカの可能性が高いと言えるでしょう。
ダイヤモンドの本物とレプリカを見分ける方法
ダイヤモンドは、比較的簡単に見分けることが可能です。まずジュエリーに加工しているものは、一度息を吹きかけます。本物のダイヤモンドは熱を逃す性質があるので、息を吹きかけて曇ってもすぐに消えます。
一方、レプリカのダイヤモンドは、人工石なので熱を逃す性質はありません。そのため、息を吹きかけると曇ってしまいます。
またもう一つの方法として、ダイヤモンドを新聞など字が書いてある紙の上に置いて、ダイヤモンドを通して字を読んでみましょう。
本物のダイヤモンドは屈折率が高いため全反射が起こり、字を読むことはできません。それに対しレプリカの場合、三面鏡のように線が重なって見えたりはしますが、読めてしまいます。
パールの本物とレプリカを見分ける方法
パールのネックレスの場合、連なっている珠同士をこすり合わせることで本物とレプリカを見分けることが可能です。ザラザラしたような感触があるときは、本物のパールと言えるでしょう。一方、ツルツルとすべるような感触があるものは、レプリカの可能性が高いです。
ただし、本物のパールの場合は、傷がつきやすいので、こする際には目立たない個所を選んで試し、取り扱いには十分注意しましょう。また別の方法として、パールの穴口で判断する方法があります。
本物のパールはキレイな切り口をしていますが、レプリカのパールはプラスチックやコーティング剤などが付いていたり、欠けなどがみられることもあります。

